市ケ谷・荒木町の時層をたどって!2025年11月2日(日)【新宿区】ツアーレポート
- infosaitoh
- 2 日前
- 読了時間: 3分
地図には描かれない“東京の外側”へ…!?
境界協会・小林政能さんの案内で、江戸城をぐるりと囲んでいた外濠の外側をめぐるツアー。アップダウンの多いスリバチ地形を堪能しながら、市ケ谷から四谷三丁目まで歩きました。

まずは、東京メトロ市ケ谷駅の構内にあるミニ博物館「江戸歴史散歩コーナー」に立ち寄り。足元には江戸時代の古地図が描かれているほか、壁面には石垣も展示されています。

市ケ谷駅近くの「市ヶ谷橋」は、かつての江戸城外郭門・市ヶ谷門があった場所。
さらに、市ケ谷橋に並行して外濠をまたぐ大きな鉄管も目を引く景観ですが…こちらは昭和4年に竣工したという「市ヶ谷水管橋」。ドボク好きにはたまりませんね!

江戸城築城の際の守護神として、太田道灌が鎌倉の鶴岡八幡宮を分霊を祀った「市谷亀岡八幡宮」へ。階段を上って振り返ると、外濠との高低差がよく見えました。

境内には、明治初期に高低測量のために設置された「几号(きごう)水準点」も。水準点の位置が設置当初から移動していない、希少なものとして新宿区の文化財にも登録されているのだとか。
市谷亀岡八幡宮は10月のツアーで階段研究家・松本泰生さんとも訪れた神社ですが、案内するガイドさんによってまた違った発見があります!

裏参道では、陸軍用地の境界石も見つけました。
市谷八幡宮の裏手は、江戸時代に尾張藩上屋敷があった場所。明治にはここに陸軍士官学校が、戦時中には陸軍省が置かれ、現在は防衛省の敷地となっています。

続いて、大日本印刷が運営する「市谷の杜 本と活字館」に寄り道。DNPの前身・秀英舎の営業所だった建物を竣工当時の姿に復元し、印刷の奥深さを伝える施設として生まれ変わっています。

活版印刷体験でしおり作りに挑戦!館内にはカフェやショップもあり、素敵な場所でした。
柳田國男が「遠野物語」を生み出した旧居跡や、新撰組のオリジナルメンバーが在籍した道場「試衛館」跡などを通り…

戦前の行政区の境界にある「曙橋」へ。旧牛込区から旧四谷区に入ります。

荒木町の低地へ続く「仲坂」。階段を下りていきます。

松平家の屋敷跡にある「津の守弁財天」と、家康が鷹狩りの帰路に乗馬用の策(むち)を洗ったとされる「策の池」。住宅街の中に忽然と現れ、都心とは思えない静かな空気が漂います。

すぐ近くには、美濃高須藩主・松平摂津守上屋敷の守護神「金丸稲荷神社」も。

迷路のような路地裏をぶらり。小さな店がひしめき合う光景には、かつての花街の面影が宿っています。

かつての大名屋敷と陸軍の街をたどって歩いた今回のツアーは、四谷三丁目駅付近でゴール。坂と谷の入り組んだ地形の面白さと、江戸から近代までの時代のレイヤーを感じながら、3時間たっぷり楽しめました!




コメント