「垳」と「川」をめぐる境界まち歩き!2025年10月13日(月)【東京都vs埼玉県②】ツアーレポート
- infosaitoh
- 2025年12月18日
- 読了時間: 3分
境界協会の小林政能さんと一緒に、東京都と埼玉県の都県境をめぐるツアー!
今回は、全国でもここにしかない地名漢字「垳(がけ)」と、一級河川「中川」にまつわる、境界と水辺の物語がテーマ。八潮市からスタートして、足立区や三郷市の境界をまたぎ、葛飾区でゴールを迎えるという盛りだくさんなコースでした。

八潮駅を出発し、まず出逢った水の風景が「葛西用水」。埼玉東部を潤してきた農業用水です。もともとは、江戸時代初頭に灌漑用水路として開発され、最終的に一貫した用水路として完成したのは1760年代だといいます。

八潮市と足立区の境界となっている「垳川」。
垳という地名は、八潮でしか使われていません。日本中を探しても、ここでしか出逢えない地名漢字です。なぜこの土地にだけ受け継がれてきたのか…!?その背景を探りながら歩きました。
「垳ふれあい会館」など、周辺には「垳」と付く施設がいくつかありますが…

こちらは、垳村の鎮守社だったという「垳稲荷神社」。

境内には、国土地理院が測量のために管理している「一級水準点」がありました!

神社を出た先では、「想定浸水深」が示された電柱も見つけました。赤いテープは「利根川」、青いテープは「中川」が氾濫した場合に想定される浸水の深さ。万が一の事態には、こんなところまで水に浸かる可能性があるのか…と驚かされます。

垳川のほとりにある「常然寺」や、できたてポテトチップで有名な「菊水堂」の付近を歩いていると、合掌している犬の置物を発見。風が吹けば飛んでいってしまいそうな小ささですが、愛らしいポーズでしっかりお参りしていました!

垳川と中川の合流地点にある「垳川排水機場」。垳川が増水した場合に、中川へ排水するための施設です。5台のポンプで1秒間に40立方メートルの水を排出することができるのだそう。

八潮市から市境を越えて、三郷市に入ります!

ゆるカーブの旧中川堤防跡。大正時代初期の中川改修前の名残を感じられます。

戸ヶ崎の中洲沿い。だんだん葛飾区に近づいてきました。

三郷市と葛飾区の境界を越えた先にある「閘門橋」。明治末期につくられた、東京に現存する数少ないレンガ造アーチ橋です。平成元年の補修を経て、現在の姿となったそう。夕陽に照らされたシルエットが美しく、絵になります。

バスでJR金町駅まで移動し、今回のツアーは終了。【東京都vs埼玉県】Episode 1のツアーと併せて、都県境をじっくり行き来しながら水辺の地形をめぐる、充実したまち歩きとなりました。
歩いてみなければわからない、境界の物語を解き明かす小林さんのツアー。今後の開催も楽しみですね!




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