坂と階段のまちを上って下りて!2025年10月19日(日)【神楽坂】ツアーレポート
- infosaitoh
- 2025年12月26日
- 読了時間: 3分
都市景観・都市形成史を研究する松本泰生さんが、WANDER×WONDERのガイドに初登場!『東京の階段』『凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑』などの著書があり、「階段研究家」の肩書きで知られる松本さんと一緒に神楽坂へ。
坂や階段の宝庫・神楽坂で、石畳の路地や花街の面影、変わりゆく街並みを満喫しました。

JR飯田橋駅から出発し、最初に遭遇した坂が「庾嶺(ゆれい)坂」。神楽坂には変わった名前の坂が多いですが、2代将軍・徳川秀忠が名付けたこの坂にもとある由来があり…!?

歩みを進めると現れた、静かな住宅街に佇む気品ある建物。こちらは、2021年3月に閉館した旧「アグネスホテル東京」です。東京理科大学が所有していますが、今後どのように活用されていくのか気になります。

銭湯「熱海湯」に続く細い階段、通称「熱海湯階段」。昔は芸者さんたちがここを通ってお座敷に向かっていたことから「芸者小道」とも呼ばれ、趣ある光景が人気のスポットです。

黒塀と石畳が続く「かくれんぼ横丁」をはじめ、迷路のような神楽坂の路地を歩いて…

平安初期の創建といわれる古社「筑土八幡神社」を参拝。300年前につくられたという新宿区最古の鳥居をくぐります。

3代将軍・家光が鷹狩の際に仮御殿を設けたという「御殿坂」や、戦国時代に牛込城の武器庫(兵庫)があった「兵庫横丁」を通り…

「駒坂」と呼ばれる階段にたどり着きました。バブル期デザインだという、レトロな手すりが目を引きます。すぐ近くには、坂の途中がくびれている「瓢箪坂」も。

小さなS字階段と拡張された道。神楽坂周辺でも、細い路地はだんだん減っているそうです。

牛込の総鎮守として、古くから神楽坂の地を見守ってきた「赤城神社」へ。建築家・隈研吾さん監修のデザインで再建された、ガラス張りの社殿が印象的です。

短い階段坂「芥(ごみ)坂」から続く、「ごみ坂歩道橋」の二又階段。歩道橋からV字に分岐するめずらしい階段です。右側には自転車用のスロープが付いていますが、右から降りても左から降りても階段下で合流できるようになっています。

上って下りて、上って下りて…ゴールの市ヶ谷駅が近づいてきました。

最後に立ち寄ったのは「市谷亀岡八幡宮」。江戸城築城の際の守護神として、太田道灌が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請し、創建された神社です。
急な階段を上った先、銅鳥居の近くに、なんだか不思議な顔つきの狛犬を発見!参道にはまた違ったデザインの狛犬も鎮座していて、階段好きにも狛犬好きにも面白い神社でした。

約5.4kmをじっくり歩いて、今回のツアーは無事終了。坂と階段を愛で、土地の記憶が根付いた寺社をお参りし、都市の変遷を体感できるツアーとなりました。ここには書ききれなかった、松本さんならではの解説ポイントもたくさん。
次回1月31日、松本さんガイドによるツアーは上野・谷中が舞台です。懐かしい空気が漂う下町や、江戸時代からの寺町の坂と階段をめぐります。2026年もWANDER×WONDERのツアーをお楽しみに!




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