WANDER×WONDER祝・初開催!2025年6月14日【府中】ツアーレポート
- infosaitoh
- 7月16日
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更新日:7月25日
WANDER×WONDER、記念すべき初開催ツアーの様子をレポート!多摩武蔵野スリバチ学会 会長・真貝康之さんのガイドで府中へ。
多摩川がつくり出した府中崖線をたどるツアー。初回からまち歩き好きのみなさんが集まり、期待を感じられます!府中といえば、武蔵国の守り神「大國魂神社」が有名。今回は、府中崖線上に広がる国府跡もめぐります。
府中駅を出発してすぐの「馬場大門のケヤキ並木」は、大國魂神社の参道でもあり、府中を象徴する景色として親しまれているようです。源頼義・義家が戦勝祈願御礼として寄進したことが始まりで、徳川家康とも深いゆかりが…!?

府中街道と旧甲州街道、大きな通りが交差する一角に現れる「府中高札場」の前を通り、さらに進んで「下河原緑道」へ。
かつての国鉄下河原線の跡地を利用した緑道を歩いていると、大國魂神社の境外摂社「坪宮」が現れました。神社のくらやみ祭りでは坪宮で奉幣の儀式が行われるそうで、「ここは絶対にコースに入れたかった!」と真貝さん。

府中用水上の緑道を歩き、府中本町駅前にある「国史跡 武蔵国府跡」に辿り着きました。復元模型の奥には、原寸大で復元した建物の柱も。現在は地域住民が集う広場としても整備中のようです。これからどう変わるのでしょうか。

国庁があったとされる「武蔵国衙跡」にも立ち寄り、いよいよ「大國魂神社」に到着。結婚式を挙げられている方々から幸せな空気をお裾分けしていただきながら、じっくり境内を歩きました。

府中といえば…のもう一つの顔が「東京競馬場」。競馬場の喧騒から一転、府中崖線の段丘崖を背にした場所には、競走馬を供養するための「馬霊塔」が静かに佇んでいました。
「武蔵国府八幡宮」では、参道を踏切が横切るめずらしい光景に鉄道好きは興奮!府中崖線の上に続く古道「いききの道」を通り、高台へと進みます。

大國魂神社の末社「瀧神社」では、フェンスに囲まれた茂みの中に湧水が。くらやみ祭りの競馬式の前に、ここの湧水で馬と騎手が身体を洗い清めたとされているのだとか。

そして無事、ゴールの東府中駅に到着!府中崖線の凸凹を楽しみながら、古代国家の中心地としての姿を感じることができました。
まだまだここに書ききれない解説ポイントもたくさん。今回参加できなかった方も次の機会にぜひ、坂と崖のまち・府中を体感してみてください。