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WANDER×WONDER

夏の暮れに、新旧ふたつの「大橋」へ!2025年9月14日(日)【東京都墨田区・江東区】ツアーレポート

  • 執筆者の写真: infosaitoh
    infosaitoh
  • 7 日前
  • 読了時間: 3分

この夏、WANDER×WONDERでは、境界協会の小林さんと夜の水辺を歩くツアーを開催してきました。7・8・9月と続けてきたナイトツアーもついに最後!今回は、隅田川に架かる新旧ふたつの「大橋」をめぐりました。



墨田区・江東区に入る前に、まずは中央区・日本橋浜町エリアをぶらり。


立ち寄ったのは、「笠間稲荷神社 明治座分社」。すぐ近くには、もともと笠間藩下屋敷の邸内社だった「笠間稲荷神社 東京別社」も鎮座しています。江戸には、こうしてお稲荷さんだけが今も残る神社が多いのだとか。


笠間稲荷神社 明治座分社

「浜町公園」は、関東大震災後の復興計画によって設置された三大震災復興公園のひとつ。その一角には、加藤清正の分霊を祀る「清正公寺」があります。熊本藩主だった清正がなぜこの地に?その背景には、幕末の熊本藩主・細川家とのつながりが。


浜町公園の清正公寺

公園を抜ければすぐ、今回のお目当てのひとつ「新大橋」に到着!


新大橋

「新」と付くと近年できあがったような印象を受けますが、江戸時代からの古い歴史をもつ橋です。両国橋(大橋)の次に架橋されたため、「新大橋」と名付けられたのだそう。


関東大震災では、隅田川の他の橋が焼け落ちる中、当時床板まで鉄製だった新大橋だけが残ったことで多くの人命を救い、「お助け橋」と呼ばれるようになったといいます。


新大橋のレリーフ

現在の新大橋は、1976年に架け替えられた橋。それ以前、明治末期から昭和中期に架かっていた旧・新大橋の一部は、愛知県の野外博物館「明治村」に移築されています。現在の橋をわたっていくと…中央の柱にレリーフが。実はこれ、旧・新大橋の姿を描いたものなのだそう。みなさん、興味津々に見入っていました!


大廣神社

大橋稲荷神社と末広稲荷神社が合祀されてできた「大廣神社」や、隅田川・箱崎川に挟まれた中洲だった「中洲公園」などを通りながら、夜の街を歩き…


江東区、そして区境を越えて墨田区へ。夜間にもかかわらず、両国の「回向院」に入ることができたのも、嬉しいサプライズ。ライトアップされた仁王像が雰囲気たっぷり!


回向院

空もすっかり暗い色になった頃、ふたつめのお目当て「両国橋」に到着しました。


両国橋

江戸時代、武蔵と下総の2国をつないだ両国橋。かつて、両国橋のたもとには広小路が設けられ、見世物小屋や芝居小屋などが並ぶ繁華街としてにぎわったそう。


ちなみに、明治に架けられた旧・両国橋は、亀島川の隅田川合流地点に架かる「南高橋」とも深い関係が…?7月のナイトツアーで南高橋を眺めた際にも話題に出ていたので、参加したみなさんは覚えているはず!


次回10月には、小林さんと【東京都vs埼玉県】の都県境を歩く2ツアーを開催予定。今回とはまた全く違うエリアで、どんな境界話が飛び出すのでしょうか。秋のまち歩きもお楽しみに!





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