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WANDER×WONDER

隅田川下流の橋めぐり!2025年8月23日【東京都中央区】ツアーレポート

  • 執筆者の写真: infosaitoh
    infosaitoh
  • 9月2日
  • 読了時間: 2分

更新日:9月17日

WANDER×WONDER2回目の登場!月刊地図中心 編集長/境界協会 主宰の小林政能さんのガイドで、隅田川河口部へ。築地大橋と勝鬨橋をめぐるツアーの様子をレポートします。



築地市場駅を出発し、まずは市場跡地へ。1923年の関東大震災を契機に、日本橋魚河岸が移転してきたのが築地市場のはじまり。現地では、成り立ちや変遷が写真で紹介されていました。


築地市場跡

競り場があった場所には、いまも扇形の跡が見られます。これは、建物外周に並行してカーブを描いて敷設された貨物線の名残なのだそう。1987年まで国鉄の東京市場駅が存在し、たくさんの鮮魚が列車で運ばれていました。今後の再開発計画も気になりますね。


競り場跡

隅田川で最も下流に架かる「築地大橋」へ。2018年に開通し、日本に前例のない構造で、土木学会田中賞を受賞しています。


築地大橋

橋の中心部に、ひらがなで書かれた「つきじおおはし」の文字を発見!歩行者からは見えづらいですが、下を通る船からはよく見えるようです。


つきじおおはし

月島は、明治〜大正に造られた埋立地。当時、このあたりは埋立順に月島1号地、2号地、3号地、4号地などと呼ばれていました。昭和のアパートと高層マンションが同居する3号地から、新島橋を渡ると2号地。歩みを進めるうちに空が暗くなり、ナイトツアーらしさが増していきます。


左側通行の看板

勝どき駅周辺の歩道で目に留まったのが、朝7〜10時のみ左側通行をお願いする看板。これには、タワマンの並ぶ街ならではの理由が関係しているとか…!?


動く歩行者専用橋「トリトンブリッジ」、こちらも歩行者専用の「桜小橋」、2014年に旧橋から架け替えられた「西仲橋」…とまさに“橋の展覧会”のようなコースを歩きながら、月島4号地、1号地を通り、ついに「勝鬨橋」に到着。ホワイトカラーにライトアップされた橋が水面を照らし、夜景の中で輝いています。


勝鬨橋

勝鬨橋は、1940年に開通した国内最大規模を誇る可動橋。当時の月島周辺は工場地帯で交通需要が高く、陸運より水運が優先されていたため、大型船舶も通れる跳ね上げ式の橋が設計されたといいます。今は使われなくなった信号機も、実は跳開していた頃の名残…!?


集合写真

夜の東京をじっくり読み解くまち歩き。各時代の都市計画に触れながら、街の移り変わりを感じられるツアーとなりました。


8月に続けて、9月も隅田川の橋をめぐるナイトツアーを開催予定。小林さんと一緒に、都心の水辺を制覇してみたいですね!







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