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WANDER×WONDER

夏の江戸湾、島歩き!2025年7月20日【東京都中央区】ツアーレポート

  • 執筆者の写真: infosaitoh
    infosaitoh
  • 7月24日
  • 読了時間: 2分

WANDER×WONDERに、地図雑誌『月刊地図中心』編集長/「境界協会」主宰の小林政能さんが初登場!江戸湾を歩くナイトツアーを開催しました。



まち歩き好き&小林さんファンが集結し、ツアーは満員御礼!20人の参加者のみなさんと一緒に、茅場町駅からスタート。江戸の海に浮かび、現在は都市の一部となった島々を周遊しながら、ゴールの月島駅をめざします。


地図好き必見!?ツアー序盤に立ち寄ったのは、伊能忠敬が晩年に住居兼測量図製作所として利用した「地図御用所跡」。忠敬亡き後には、この地で弟子たちが「大日本沿海輿地全図」を完成させたそうです。


そしてこちらは、一人では通り過ぎてしまいそうな何気ないビル街の風景ですが…


新川跡

かつては、1660年頃に開削された「新川」が流れていたのだとか。付近には、新川を開削した豪商・河村瑞賢の屋敷跡も。新川一帯は荷揚げ場として栄え、近郊の物流を支えたといいます。霊岸島に、なぜ酒造メーカーが氏子になっている神社があるのか?その答えも、実はここにヒントが隠されていました。


「越前堀児童公園」には、先の尖った石がごろごろ。この石たちはどこで使われていたものなのか?石から歴史を紐解くと、地域の当時の様子が浮かび上がります。


越前堀児童公園の石

気づけばあたりは薄暗くなり、黄昏時。夏の宵ならではの雰囲気の中、「東海道四谷怪談」で有名なお岩さんを祀る「於岩稲荷田宮神社」を参拝しました。


於岩稲荷田宮神社

日没後は、隅田川を眺めながら宵歩き。ライトアップされた橋や屋形船の灯りが、都心の夜景を彩っています。


隅田川の夜景

日本の水準原点を生んだ「霊岸島水位観測所」にも立ち寄り、現在は地続きになっている石川島・佃島・月島をめぐりました。月島は、明治期に埋め立てられてできた土地。重工業地帯として開発され労働者が増え、安くお腹いっぱい食べられるもんじゃ焼きが日常の味として定着していったのだそう。


集合写真

自然と人為が交差する場所にこそ生まれる境界を、じっくり体感したまち歩き。夜は更けて、ツアー後の懇親会も盛り上がりました。8月・9月に開催される小林さんのツアーも楽しみですね!

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